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本などの綴じる際の乱丁具合や印刷の違いなどを検査するシステムです。
ビデオ入出力ボードから1500×1125の画像を取り込み、それを20個の256×256の画像に分割します。その20個の画像のヒストグラムを作成しブロック判定に最適な画像を選択します。(判定開始後NG発生時は実行不可)
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最適な画像を選ぶ基準は以下のものです。
●しきい値の値が一定値以上であること。(べた塗り画像を選択しないため)
●データの最大値が位置する場所とデータの中央値が位置する場所が一定数離れていること。
この条件にもっとも合致する画像の中でさらに128×128の画像を検索し、その場所を検査範囲とします。
もし条件に合った場所が見つからなければカラー判定モードに切り替えます。
メニューから[検査(X)]−[基準画像の選択(E)]を選択すると基準画像変更画面が表示されます。
この画面は、基準画像をプログラムが自動的に設定した画像から、別の画像へ切り替えることができます。 |
切り替えは、画面左下の1〜20のボタンで行います。ボタンで押された番号の画像が、上の画面に表示されます。
選択された画像の情報は、画面の右側に表示されます。ここにはヒストグラムやヒストグラム中の最大データ位置、中央データ位置、ヒストグラムの平均値、標準偏差、しきい値が表示されます。 |
しきい値は自動設定されますが、自分で設定することも可能です。しきい値を変更すると、右側のモノクロ画像も変化します。 |
また、この画面では画像のY成分だけでなくU(色度)・V(色度)・R(赤)・G(緑)・B(青)の各ヒストグラムとその情報を表示することが可能です。 |
これによって検査体のさまざまな特徴を調べることができます。 |
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